漫画

同人BLについて思う事

同人誌の話をしていて、というか同人誌を読んでいて、無性に気持ち悪いと思ってしまった。

お酒飲みながらだったので、その時はなんとなくそう思った。
でも、なぜ気持ち悪くなったのかも分からず、しばらくの期間モヤモヤとしていました。

そして、数日後にふっと気づきました。

違和感の正体は、公式でかなり性格や関係性が透けて見えるくらい理解できているキャラ同士のBLだったからですね。

ぼく自身は同人誌について否定的でもないし、むしろドンドンやればいいと思っています。
原作と同人はカニバラないと思っているほう。
楽しみ方の軸が違うから、同人で人気が出るならばwin-winになれるだろうと。

同人が盛り上がりすぎて、そこに収益が発生していたとしても、原作だけでその市場は作れなかったわけだから利益寄越せって思うのは全然ちがうと思う。
同人で儲けるな!みたいなアホなこと騒いでいるのも、黙って買ってろって思う。だってそう言う事言うのは、自分が同人誌買っていて、タダで読みたいようなひとたちでしょう。それで同人の世界が無くなってしまってから文句言うのも、きっと同じ人たち。ね。

で、話は戻って。

なぜ良く知っているキャラ同士のBLが嫌だったのかというと、その光景が全く想像できないからですね。
これ、脇役同士の本を読んだ時には感じなかったんですよ。そのキャラの描写が原作ではそこまで詳しく描かれていないからでしょうね。

でも、メインキャラクターになると、原作でも色んな側面がすでに見えています。
主役級2人とかはその関係性、どんなシチュエーションでどういう会話しそうか、なんてことまで想像に難くない。そういうキャラ同士で考えられない設定、会話が繰り広げられるとウゲって思ってしまうんですねー。

もしかすると、18禁要素の本のほうがファンタジーとして割り切って見れる分マシかもしれませんね。

描かれていないストーリーを想像して展開する二次創作は好き。
描かれていないけどありえるかもしれない関係性を想像するのもよい。
しかし、関係性がすでに密に描かれているのに、まったくあり得ない会話を作り上げるのは受け付けないのですね。なんかもう、そうなったら別のキャラなんじゃない? ってところかなー。

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