子育て

幼稚園児になったぼく

子どもの入園が近いせいか、ぼく自身が幼稚園児になってしまった。

しかもなぜか子どもの名前で呼ばれているという。

いつもいつも子どもの行動の遅さにイライラしているせいか、幼稚園児になったぼくも行動が遅い。
運動の時間で、みんなが着替えて体育館に行っているのに一人でモタモタして、先生たちが3人がかりで手伝ってくれている。
しかも、自分が遅いだけなのに急かされて逆切れするというところまで、まさに今の自分の子どもにソックリな行動をしていた。

でもこの行動に全然違和感がなかったから、もしかしたらぼくもこんな幼少時代だったのかもしれんな。

結局、子どもの行動でイラつく部分の大半は、自分の行動の鏡みたいなもんなんだよね。
子どもにイラついているようで、実は自分にイラついているっていうね。

その後、幼稚園児になったぼくは案の定周りにうまく馴染めず、いじめっ子から目をつけられる。
でも気持ちは大人だからいじめっ子には普通にやり返したりしてね。あたりまえだけど、まったく怖くないし。
そしたら、強いってことでそっちの方で有名になって、いつの間にか大人の格闘家と闘ってた。

もちろん子ども相手だから向こうは手を出せないの分かっててね。
「ぼくは子どもだから、手を出したら逮捕されちゃうよー」とか言ってる自分。まいるなー。

あんまり昔に戻ったら・・なんてことは考えないのだけど、考えてみると面白かった。
考えてみるとっていうか、勝手に見てしまった夢の話だけど。

とにかくね、子どもが幼稚園に行ったら何も言わずに優しくしようって思ったわけですよ。なんとなく。

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