今まで読んだ中で一番好きな本を教えてください

うーん、なんだろうなあ。
タメになる本って言ったら、『影響力の武器』だなあとは思うんだけど。この本は史上最年少で一部上場したリブセンスの村上太一さんが愛読書に挙げていて、さすがだと思った。その頃はまだこの本のすごさに気づけなかったんだけど、いまでは村上太一さんが何度も繰り返して読んだと言っていたのも頷ける。とはいえ、ぼくはこないだ買ったばかりで読んでいる途中なのですが。あはは。

値段が全然下がらなくてね。いつか安くなるんじゃないかと期待していたのに、一向に下がる気配がなかったから新品で買ったよ。
でも触りを読んだだけで、これならもっと早く買っておけば良かったなと思った。
人がなぜ動くのか? というよりも、なぜ動かされてしまうのか? というところに深く追及してリサーチし、その謎を解明してくれているというものすごい本だった。こういう本で明かされているのに、未だに日本のムーブメントはこういうテクニックに踊らされているもんな。分かっていても影響されちゃうんだから、理解して使ったらそりゃすごい武器ですよ。

でもなー、この本が好きかと言われたら、べつに・・と答えるな。
それよりは石原明さんの『営業マンは断ることを覚えなさい』の方が単純に衝撃を受けたし、好きかな。いや、好きと言ったら飛躍の法則の方が好きだな。ずっとモヤっとしていたスキルを定義づけて説明してくれたのは大きい。こういう感覚を持っていない人って多いんだけどね。

ビジネス書で考えなければ、最近は有頂天家族の森見登美彦が書いた『走れメロス』なんかは好きだなあ。
題材が真面目だから、ちょっと固めかと思ったらめちゃくちゃふざけているし。ついつい読み返したくなる本はいいよね。

その前は氷菓の米澤穂信もハマって読み漁ったけど、氷菓については残念ながらアニメの方が良かったからな。アニメにした時のキャラが良すぎる。

うーん、やっぱりなんだかんだ言って村上春樹だろうか。ふむ。
ところで話に困ったときには、あるいは人と仲良くなりたいときには「好きな本」とか「これは読んだ方がいい」という本を教えてください! って聞くといいらしいですよ。

え? もしそれで、「私、本は読まないから・・」なーんて答えが返ってきたとしたら?

そんなやつと親しくなる必要はない。これだけは断言できる。

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