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目的はなんですか。何分かかりますか?–P&G式 10の習慣

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目的はなんですか? 何分かかりますか?

–常にこんな思考で仕事をすることが習慣化されていれば、必然的にムダは省けるようになってくるし、その分考えるべきことにしっかりと時間が使えるようになるんだろうと思った。

これは『1年で成果を出す P&G式 10の習慣』の冒頭に書いてあったことですが、P&Gでは何事もまず「目的は?」から入るそうです。書類もそうだし、会話も、会議も。目的意識を全社員が持っている会社だったら、絶対強いですよね。その点、日本的な企業になればなるほどぶれてくる気がします。「なあなあ」になると言ったほうが近いかもしれません。

会議の目的を見失って枝葉末節の話でヒートアップするとか、自己満足でやたらと字が小さい詰め込み式のプレゼン資料とか。ぼくたちが社内メールで「お疲れ様です」なんて入力している間に、彼らは「このメールの目的は・・です」って言っちゃえるんですよ。最初に目的が書かれていれば、誤って途中でメールが送られても大体の意味が伝わるんじゃないでしょうか。それに比べると、お疲れ様です。・・部の・・です。じゃあ何も伝わりませんよね。

まあ他の部分を見てもP&Gの習慣は外資らしいというか、合理的というか。たとえ来客中であっても、昼休みと就業時間後は強制的に照明が落とされるそうです。メリハリをつけて仕事をするってことですよね。就業時間内に最大のパフォーマンスを発揮させるために、目的意識を根付かせる。すごく合理的です。

でもこうゆうのって、真似をしていればそれだけでもある程度できるようになっちゃうような気がします。多くの会社では「へぇそうなんだ。あっちの会社はすごいね」で終わるので変わらないでしょうけど。習慣化するための意識というか、考え方ですよね。稲盛さんも仕事の成果は「考え方×熱意×能力」って言ってますから。しかも考え方次第ではプラスにもなるし、もしかしたらマイナスがつくこともあると言っています。つまり考え方が間違っていれば、どれだけ熱意や能力があっても負の成果にしかならないってことですね。

なのでこの考え方をしっかりとつくるためにどうするかっていうのが組織を強くするためには重要になるんですね。そうするとP&Gでは常に「目的は?」と考えさせることによってスタッフを教育しているとも言えそうです。

こうした企業に勝とうとするなら、徹底的に真似して同じレベルに持っていくか、あるいは全く反対の方向で攻めるかじゃないかと思います。合理化ばかりで忘れられがちな「心」の部分ていうんでしょうか、日本人的な配慮というか。新たなパイをどんどん取りに行くのではなくて、ひとつのパイをゆっくりと食べて長生きできるようにしましょうという考え方です。

企業存続という目的からすれば、必要以上の発展をしないという生き方も当然ながらアリですよね。それも会社の考え方次第なのではないでしょうか。

このあたりがどっちに行くのか明確でない会社だと、中身がふらふらしてまとまらないんですよねえ。正直、いまの会社にいると言い知れぬ不安が襲ってくることがあります。「これでいいのか?」っていう。
P&Gとか、はたまた新進気鋭のベンチャーとか、まったく違う環境の会社が日々どんな風に動いているのか、どんな人たちが働いているのかすごく興味があります。
どうやったらそういう企業の内部が覗けるんだろうか。やっぱり働いている人に聞くしかないのかなあ。自分の目で確かめるとしたら、働いてみるってことになりますよね。

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