坂の上の雲で日本軍人のイメージが変わる

旧時代的な精神論だけで突っ走っていたようなイメージのある明治の日本人。
ちょっと歴史の本を読むとそれだけではなかったことがよくわかる。

もちろん、歴史文献での知識であって本当にその世代で生きていた人たちの生の姿はわからないのだけれど。

どうやら昔の日本人、軍人は能力が高い。というか、いまのエリートなんか比べ物にならないくらいの超エリートばかりだったっぽい。多国籍の言語を操って、文学やら戦術やらにも精通していて社交術にも長けていたり。そんなヒーローみたいな人間が何人も存在していたってところが信じられない話ではある。

日本人って天皇万歳って言いながら銃剣で大砲に突っ込んでいくだけではなかったんですね。

いや、かなりうがった見方をしていたわ。

戦争についても、太平洋戦争あたりのゲリラ戦略的な汚い日本軍的イメージが強いんだけど、日露戦争の頃はものすごい合理的でレベルの高い戦闘能力を持っていたんですね。残念ながら国にお金がなくて装備が十分だったとは言えないところがあったようですが。

それでも優秀な大将がいて、天才的作戦家や死を恐れない兵士がいて。人的な部分では世界でも稀に見る強国だったんじゃなかろうか。今の日本人でもその血は受け継がれて・・いるのかな?

戦争はただの人殺しに違いはないのだけど、いや美化するわけではないけど、組織的営みの究極的なところがあるのかなと思う。

もちろん平和に暮らせるのが一番だし、世界平和を地でいきたいですけどね。

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