先日、再放送枠で見ていた「鈴木先生」の映画をDVDで借りて見ました。ドラマの映画化って実はあまり好きじゃないのですが、鈴木先生はすごく楽しみだったんですよねー!
ドラマ見ていたときも、面白おかしく変な話を展開しているようでいて、考えさせられるテーマが多かったように思います。
しかも今回の映画にはジャニーズの風間俊介さんが出ているという。ぼく同世代なんですよね。風間さんを認識したのはNHK連ドラの駄作と言われる「純と愛」からですが、本当にダメダメなドラマの中でも彼は光っていましたね。もうただひたすらに主人公の純にムカつくという印象しか残っていませんが、風間さんを知ることができただけでも意味はあったのかもしれない。
そしてゲスト出演しているのは彼だけではなく、「大奥」の捨蔵と「ムジカピッコリーノ」のハマケンまで出ているじゃないか。最初の方で捨蔵(白井役)が出てきて鈴木先生に絡んでいるシーンを見て、どっかで見たことある顔なんだけどなーって思ってWikiっているときにピンと来ました。
ハマケンのほうは変なひとの役だけど、特徴的だから結構すぐにわかりますね。「7つの会議」にも出ていたし。ムジカは一回しか見てないのに、なぜかすごいインパクトで記憶に残っています。
さて映画の見所ですが、大きく次の2つですかね。
・多数決によって少数派の居場所がなくなり、息苦しい世の中になる。
・過去に頼る人間は、イマを自分の力で生きていない。
どちらについてもすごく考えさせられる重たい内容です。それを、中学生を通して表現する、その中心に長谷川博己を据えるというこの配役は素晴らしいとしかいいようがないです。そもそも「家政婦のミタ」で長谷川さんを知って、長谷川さんが出てるドラマだっていうことで再放送を見るきっかけになったんですよね。
そう考えると、「家政婦のミタ」のつながりで「純と愛」を見て風間さんを知ったわけだし、なんだか面白いですね。人生って自分であれこれ考えて選んでいるようでいて、過去の行動によって未来を選ばされているというかなんというか。
その時そのときは無限の選択肢から好きに選んでいると思い込んでいるんですが、人間は自分が見たいものを見るようにつくられているって言うのでしょうか。
「引き寄せの法則」もそうですけど、無意識状態において実は必死で欲しい情報を探して、それを手にするために行動しているってことですよね。
エンタメ性を保ちながら、深く思考した気になれる映画、最高です。