日常の気づき

人を動かす感謝の言葉「ありがとう」と「すみません」

言いたい事が相手にちゃんと伝わらず、自分がやって欲しいと思っていることをその通りにやってもらえないという経験ってありますよね。
ぼく、じつはこれ結構あります。特に家庭内ではよく妻、、もとい子猫ちゃんと喧嘩する要因のひとつです。子猫ちゃんはわりかしハッキリとモノを伝えるのに対して、ぼくはどちらかというと「言わずもがな」を求めています。つまり、みなまで言わなくてもぼくが言わんとすることを気づいてよってことを含めて話をします。
その結果、ちゃんと伝わっていなくて、それならそうと言ってよ! って話になることがままあるという。こうゆう場面って、身近な人との会話になればなるほど多いものですよね。

でも、こうした思考になっていくような行動を外でもやっていることに気づきました。いつもやってしまうのは「すみません」と「ありがとう」という言葉なんですが、「ありがとう」と言うはずの場面で「すみません」っていう事がよくあります。
例えば、会社で会議室に入るとき前の人がドアを押さえて待っていてくれた時につい「すみません」と言ってしまう。さいきんは世の中でこの「すみません」の使い方が特に多くなっているような気がします。
ここは「ありがとうございます」とか、手がふさがっている状態だったら「助かります」とかの方が適しているし、言われた相手も気分がよくなりますよね。

言葉の不思議ですが、今の社会では「すみません」や「どうも」といった曖昧な言葉がどんな場面でもそれなりに使えるようになってきています。これはもしかしたら昔からそうなのかもしれません。日本人は特に「腹芸」が得意と言われますから。

当然、そのような曖昧な言葉でも、無言で済ませるよりは良いんですが、できたらどうしたら相手を喜ばせられるかってことを考えたいですね。そのためには、相手が期待している以上のことをほんの少しするのが効果的です。
さっきのドアを開けてくれていた場面なら、相手の目をみて満面の笑みで「ありがとうございます」と言う。これ、うつむき加減で「すみません」とか「どうも」って言う人、実はかなり多いですから。ホテルやお店でも意識して使うと、良い顧客と思ってもらえる可能性がありますよね。

また他によく「すみません」を聞く場面は電車やバスを降りるときですね。年配のひととか気取ったリーマンは「失礼」とか「失敬」とか言うけど(笑)
ちなみに、もたみぃはこの「失礼」って横柄な感じがして嫌いです。これ、言った人が得意げになるだけの言葉で、相手のことを思って言う言葉じゃない感じがしてます。頻繁に使う人はぜひ考え直していただきたい!

話がそれましたが、この場合は「降ります」ってハッキリ言ったほうが車内でも避けてもらいやすくなりますよね。うまく避けれないときに逆に相手から「すみません」って言葉をもらえたり。こうして、自分が何をしたいのかハッキリ伝えることで、相手はその通りに動きやすくなります。

曖昧なところで探りあうより、余程いい関係ですよね。当然、目上のひととか相手によっては、「腹芸」を探らなきゃいけない場面もあるとは思いますが。まあそれは一旦置いておいて。
どうしたら自分のして欲しいように相手を動かせるかを考えて行動する。そのためにまず自分のしたいことをハッキリと伝えて意思表示をするということを意識しながら一日を過ごしてみてください。ファーストステップとして、自分がいかに曖昧な言葉で済ませていたかを気づくことが重要です。

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