「台風17号になりました」
朝ご飯をモシャモシャしながら、ラジオニュースを聴いていたらそんな言葉がひっかかった。このニュースに対して「おやっ?」って思ったのは、今まで台風って南の方からやってくるもので、沖縄の南あたりで急に発生するようなイメージだったから。
でも、「台風になりました」ってことは、別の「何か」が台風に変わるってことだよね・・・ちょっと調べてみよう。
おぉお、四国電力さんが子供向けの見やすいページを作ってくださっている。
それによると、積乱雲(いわゆる入道雲)ができて発生するのは、まずは台風ではなくて熱帯低気圧と呼ばれるもの。構造は台風も熱帯低気圧も同じなんだって。じゃあ台風に「なる」にはどうなったらいいかというと、この発生した熱帯低気圧の風速が17m/秒を超えた時点で台風に「なる」らしい。
ニュースを思い出してみると、台風って最後は温帯低気圧に変わったって言ってるよね。この温帯低気圧は台風と何が違うのかというと、台風や熱帯低気圧は「暖かい空気の渦巻き」で温帯低気圧は「温かい空気と冷たい空気が渦を巻きながら混ざり合う現象」っていう違いがある。
今までなんとなく台風は温帯低気圧になるんだって思っていたけど、これは「南の方の暖かい空気の渦でできた熱帯低気圧(台風)が北の冷たい風を巻き込んで温帯低気圧に構造変化する」ってことのようだ。
ところで、それとは関係ないけど台風はインド洋付近では「サイクロン」、アメリカなどでは「ハリケーン」って言うんだって。「ハリケーン」って全然別物だと思っていた。
でもこの「ハリケーン」は秒速33メートル以上の場合に使うということなので、台風と比べると明らかに強いってことがわかるね。
ちなみに、台風の場合は秒速33メートル以上は「強い」台風って表現になります。
「サイクロン」って聞くと、美しい魔闘家鈴木さんの『レインボーサイクロン』とか、キャプテン翼の必殺シュートの名前しかイメージにないな。ああ、でも「ハリケーン」と言ったらやっぱり『ハリケーンミキサー』だよね。
■ハリケーンミキサー
■キャプテン翼『サイクロン』