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上辺だけのコミュニケーションテクニックを身につける

本質的な教養や知識があれば上辺だけのコミュニケーションテクニックなんて要らないと思っていました。さいきんになってそれじゃあダメなんじゃないかと感じています。たしかに、中身をしっかりとさせれば分かる人には分かってもらえるし、会えば会うほど興味を持ってもらうことができます。
実際に初対面ではそうでもなかった人たちが自分のことを認めてくれて、しっかりしているよねっていう目で見てくれるようになると安心感があります。でも中にはどれだけ話したとしても教養や知識に興味を持たない人もいます。そういう人たちにとっては上辺だけのテクニックを持っている人たちの方が優れている人物であるように感じるみたいです。

もちろん、すべての人に認められる必要はないので、ある程度のインテリ層だけを相手にするのであれば上辺のテクニックは逆に邪魔かもしれません。そうゆうの、嫌うひとも多いからね。ぼくもそうだったけど、中身がないから外側を固めているんでしょっていう目で見てしまう。事実、外面的なテクニックを豊富に持っている人には中身のないタイプが多いように感じます。この辺のバランスをしっかりもっている人は誰からも好かれると思うし、たぶんデキるタイプの人なんじゃないかと思います。思います、っていうのはこんな感じの人に会ったことがないからです。自分がそうだと思い込んでいる人は、これまた多いんだけどね。ぼくもそうありたいと思っているし。

なぜぼくが今さら自分の考えを変えて上辺のテクニックを身につけたいと思ったかと言うと、今仕事上で関わる人たちの大半が人の中身を見ないで判断するようなタイプだからです。こんな世界があるとは、これまで知らなかったけどなぁ。あるんですよね、MBAってなんですか? NLPってなんですか? 横文字使って格好つけているだけだけじゃないですか? それよりこのファッションどうすか? なんか面白いネタないっすか? みたいな感じ。

およそ今までのぼくだったら、こんな世界で生きていくこと自体をやめていたと思うんだけど、これもひとつの経験かなと思っています。見たいものだけを見て、付き合いたい人たちだけと付き合って生きていくこともできるけれども、こうして見たくない世界、知りたくない世界で関わりたくない人たちと関わることが、今の自分にとって価値があるかもしれないって思うようにしました。
面倒臭いことが多いし、理不尽なことも多いので憂鬱になることはしばしばありますが、ここでの生き方を身につけると自分の幅が広げられる気がしています。
こんな世界の人脈はひとつも魅力がないけど、自分自身を高める役には立ちそう。っていうとなんかすごく上から目線の嫌なやつですね、ぼくって。そういうこと、書いてるんですけどね(笑)

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