おばけのやだもんっていう絵本。
なんかかわいらしい感じなんだけどさ。
やだもんって名前もいいし、子どもにはウケがいい、気がする。
何度も何度も読んで読んでってしつこいもんね。こんなにいい反応の絵本は、ぐりとぐら以来だな。
ぐりぐらも名作だけど、やだもんも名作ということだろうか。
しかし、このやだもん。
「やだやだ」って言っている子どもを見つけては、くっついてベロンチョしちゃう。変な意味じゃなくてね。
やだもんにベロンチョされた子どもは、なんと足がなくなってやだやだおばけになってしまいます。
物語が始まって、早速たろうくんとみっちゃんがおばけにされてしまいます。
それから、準主役のさっちゃんが登場。
さっちゃんも大概やだやだっつってるけど、なかなかおばけにならない。
すんでのところまでいったのに、なんとか足が透けてきたくらいでやだもんをはねのけた。
その後、やだやだ言わなくなったさっちゃんのおかげでやだもんの力が弱まるが、最初におばけにされてしまった彼らが人間に戻る事は・・もうない。
これって、わかるけど。わかるけど、救いがないなって気もするよね。
おばけになっても、改心してやだやだ言わなくなったら元に戻りたいよね。
でも一度おばけになっちゃったら戻れない、っていうのを見てて「怖いなー」って思うんだけど、子どもはそんなこと考えないのかな。あまり怖がってないみたいだ。
こういう絵本を読んで、「やだやだ」言うのをやめようって思ってくれたら健全なんだけどな。
今日も相変わらず、やだやだ言ってますよ。
やだもん、世の中にはまだまだ仕事がたくさんありますね。